おばけなんかない

新卒1年半で仕事を辞めてフリーランスライターを始めたら

新卒1年半で無職になった理由③情熱を探す

こんばんは、無職のななかばです。

3連休ですね!私も(無職だから関係ないけど)今日と明日はお休みする予定です!

なんだかよくわからないことを書き続けていますが、無職になった理由についてはこれで最後になります。ちらっと読んでいただけると幸いでございます。

 

obakenankanai.hateblo.jp

 

 

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自分の情熱を探して 

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 仕事をやめることになってから、私は自分が本当にやりたいことを探さなくてはいけませんでした。順番が逆だろうけど、そうでもしないと自己分析を怠った時のように、面倒がって自分に向き合おうとしなかったかもしれません。

岡本太郎がいう、いのちが燃えるようなものを探しました。


マクドナルドに行って、自分がやりたいことを50個ノートに書くことにしました。驚くことに、やりたいことは思ったよりたくさんありました。

私はバイクの免許がほしかったし、モンゴルに行きたかったし、医療脱毛もしたかったらしいです。鼻の美容整形手術も(鼻の付け根がマジで低いんですよ)

 

でもそういう一瞬で終わりそうな欲望を抜きにして、人生を通じてやりたいことは何かをリストの中からあぶり出してみると、それは書くことでした。


実は、学生時代にライターオーディションというものに参加して、運良く雑誌の記事を書かせてもらっていたことがあります。

それが本当に楽しくて、当時これを一生の仕事にできないものかと考えていました。でも、編集の仕事はあっても「ライターは外注」というものがほとんど。

アマチュアライター活動の中で、フリーライターをやっている人に会う機会がありました。就活がうまくいかなかった時、私は彼女にこんなメールを送っていました。


「新卒でフリーライターをやりたいんですが、どう思いますか?」

彼女の返事はこうでした。

「お金はあまり稼げないし、シビアな世界なので、正直新卒では難しいです。でも、社会経験を積めば、それがライターになったときの武器になります。だから、就職して数年がんばってみてはどうでしょう?」

私はなるほど、と思って就活を再開したのでした。


彼女の冷静な回答にはとても感謝しています。でも、怠惰な私はこのことをすっかり忘れて、ただただ日常に没落していました。


彼女の助言通り、会社に入ったことは正しかったと思います。私はまだ社会経験なんて本当にちょっとしかないけれど、社会人としてやってきたからわかることもたくさんある。前の会社では、数は少なかったけれど積極的に編集や取材の仕事を受けるようにしていて、今の役に立っています。

彼女が言っていたように武器になるほどの社会経験は積んでない・・・けど、あの楽しかったライター活動で身を立てることができたらと思うと、それだけで興奮しました。

 

もちろん、食っていけるかどうかの保証はありません。でも、何時間を費やしても苦にならないのは、やっぱり書くことだけでした。

やりたいことを思い出した私は、この日からとりあえず(勝手に)フリーライターを名乗ることにしました。

 

オンとオフは本当に必要なのか?

 

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ワーク・ライフ・バランスという言葉をよく聞くようになりました。オンとオフを切り替えて、生産性を高めようという発想。1年前の私はそれが何より大事なことだと思っていました。

仕事が趣味だとか生きがいだとか言っている人たちを、ゆとり世代ど真ん中の私は哀れんでいました。

けれどそれは本当はとても幸せなことだし、彼らは自分が何をしたいのかちゃんと知っている、きちんとした人たちです。

ちゃんと休養がとれることは大前提として、そんな風に心から思う人たちがたくさんいる世の中が理想のような気がします。生きることと働くことは切り離せないから。
 

最近、クラウドソーシングなどを使ってライティングの仕事を細々と始めました。仕事のことを考えても、残業しても、苦痛ではありません。
 
以前は、平日と休日で別人格が入れ替わっているような感覚がありました。でも、今は全部私でいられるから、しばらく頑張ってみようと思っています。


長々と自分語りをしてしまいましたが、以上が私が無職になった理由になります。まだライターと名乗っていいのかわからないレベルなので、今もただの無職です。

このブログでは収入なども含め、一人の無職→ライターの実際の所を公開していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。